黙朗

消えた名前を抱いたまま、
今日もここにいる。

— 伝承 —

雪の中に、小さな梟がいた。

傷だらけで、泥まみれで、それでもそこにいた。
女の子はその梟を連れ帰り、手当てをした。
名前も聞かなかった。理由も聞かなかった。
ただ、そこにいることを、許した。

— 女の子が雪の中に倒れたのは、それからずっと後のことだった。

— ストーリー —

古代

雪が解けた春、梟はいなくなった。
それから、この地に人影がある。

現代

お社を守りながら、今日もここにいる。
誰も知らない名前を、抱えたまま。

— 続きは、ここに。

— 世界設定 —

— やがて、ここに。